インタビューページ(豊寿会) | IoT見守りシステム『すいすいケア』で介護施設の業務改善 システムファイブ株式会社

導入事例

社会福祉法人 豊寿会 様
養護老人ホーム ソレイユ
特別養護老人ホーム ファミーユ

すいすいケアの導入で本当の意味での見守りができるようになりました。

センサーが鳴るたびに駆け付ける-どのセンサーが鳴っていて、どんな対応が必要なのか、判断をつけることができず、職員の負荷が上がってしまっていた。

導入前の課題について

夜勤体制は特別養護老人ホーム「ファミーユ」は各フロアで1名、養護老人ホーム「ソレイユ」は全体で 1名でした。ソレイユでは、3フロアを1名で対応していたので特に大変でした。
見守り機器として、べッドセンサーと赤外線センサーを使用していました。これには問題点があるのですが、センサーが鳴った時に、どのセンサーが鳴ったか判断をつけることが難しかったのです。
センサーごとに音を変えたりしていましたが、音の種類にも限界があり、「どこでセンサーが鳴ったのだろう?」と駆け回ることになります。ほかの施設さんも同じだと思いますが、少ない人数で対応しているので、介助中にセンサーが鳴ったときも困るときもあります。そんな時、目の前の介助を優先するのか、センサー対応を優先するのか判断することが出来ませんでした。結果的に、訪室した方はベッドに戻られていて空振りになってしまう事も多かったんです。
ある時、認知症の方が同時に入居されたことがありました。その際にセンサーがあちこちで同時に反応してしまい職員がセンサーに振り回されてしまいました。安全のためのセンサーですが、数だけを増やすと逆に業務負荷が上がってしまう事が分かりました。
職員は、身体的にも精神的にもきつかったと思います。

センサーとカメラのシステム的な連動を重視。カメラ連動でコンパクト使いやすい点を評価。

見守りシステムの導入の検討について

職員の負担軽減を考えて見守りシステム導入の検討を開始しました。防犯カメラを居室に設置する提案もありましたが、プライバシー保護の観点から、採用できません。
今までセンサーに振り回されていたので、センサーやカメラが個別に機能する製品ではなく、センサーとカメラがシステム的に連動することが必須条件でした。
すいすいケアを提案頂いた時、センサーとカメラがしっかり連動して、現場が活用できそうだという印象でした。カメラはセンサーが反応した時だけ見られるので、プライバシーも保護されており、ご家族にも説明しやすい点が良かったです。

職員たちも使い方をすぐに覚え、現場でも積極的に活用。駆け付けの判断ができるように。

「すいすいケア」の導入効果について

職員たちは、すいすいケアを利用し始めてすぐに使い方を覚えて積極的に使い始めてくれたので安心しました。せつかく導入したのに現場が使わないこともありますから、その点は心配していました。
介助中でも、センサーが鳴ったときにスマホをパッと取り出してカメラを確認できるので、駆け付けする必要があるかの判断が出来ます。その結果、不要な駆けつけを削減できています。コロナ禍に導入したので、接触せずに見守りが出来るというのは有難かったです。

録画機能で見守りだけじゃなく、事故の防止と再発防止の対策を打てるようになった。

「すいすいケア」の録画機能の活用

すいすいケアを導入して、次に効果が大きかったのが、事故の防止と再発防止の対策が打てるようになったことです。カメラで利用者の動きを確認した時に、危なそうな動きをしていることが分かり、すぐ駆け付けることで事故を防止できました。
一方、見守りシステムを入れても事故は発生することがあります。今まで転倒原因は推定するしかなかったですが、すいすいケアの録画映像で、今まで分からなかった転倒の様子をはっきりと確認できるようになった事も大きな成果でした。要因がはっきりしているので、事故動線のケアなど適切な再発防止策が打てるようになりました。事故の再発を確実に防げており、本当の意味での見守りが出来るようになったと感じています。

コンパクトなカメラは共用部の見守りにも

すいすいケアのセンサー・カメラを居室だけではなく、廊下やエレベーターホールにも設置して共用部の見守りにも活用しています。死角になってしまう場所も、スマホやパソコンですぐに映像確認できるようになりました。

ありがとうございました。